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放射能汚染廃棄物、中間貯蔵施設への搬入を延期【環境省】

 環境省の望月義夫大臣は16日の会見で、東京電力・福島第一原発事故により放射能に汚染した土壌や廃棄物を、1月中に中間貯蔵施設へ搬入することを断念したと明らかにした。

 

 望月大臣は見通しは立ったとして、「東日本大震災から5年目を迎えるまでには、パイロット輸送による土壌等の搬入が開始できるよう全力で取り組む」と述べている。

 

 一方で、搬入を開始しても「すべての土壌等を一度に施設に搬入することは困難だ」として、福島県下の市町村には当初の保管期間を延長して、この先数年に渡って仮置き場での保管の継続を求めることになることも明らかにしている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「首相官邸HP」より