沖縄防衛局が辺野古移設工事の工法変更申請を取り下げ
沖縄防衛局は15日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う埋め立て工事方法の変更申請について、申請中の文書を取り下げた。
昨年9月に3件申請されていた工法変更のうち、2件は仲井眞前知事が12月の退任直前のどさくさに承認している。
残る1件の埋め立て土砂の運搬方法の変更については、翁長雄志知事が建設反対を表明していることから承認を得るのは難しいと判断したとみられる。中谷防衛大臣は「県側にお願いをしたが、早期に承認が得られないというような状況なので、それを見て取り下げた」と述べ、今後については「当面、工事は続けていくが、適切な時期に検討することになる」とコメントし、時期を見て再申請を行う考えを示した。
(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)