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辺野古建設作業再開に抗議する市民を強制排除 全国紙は報じず

 沖縄タイムスや琉球新報などによると、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移転に伴う基地建設が強行され、抗議する市民との間で激しい衝突が起きている。

 

 14日には山本太郎参議院議員も駆けつけるなど、市民約100人が資材の搬入を阻止するための座り込みなどを行っていたが、15日未明には機動隊などの県警120人以上が強制排除に乗り出し、衝突が繰り返された。

 

 昨年11月の県知事選では移設を容認していた現職の仲井眞氏が落選し、12月の衆院選では県内すべての小選挙区で与党候補が敗れ移設反対派が勝利するなど、沖縄県民は明確な民意を示していた。にもかかわらず、15日午前には辺野古沖に浮桟橋の設置作業を始めるなど、強引な移設作業が続いている。

 

 一方で全国紙はこのことをほとんど報じておらず、報道メディアとしての見識が問われそうだ。

 

(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)