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まさに「大山鳴動」米軍のアフガン撤退

 いよいよ年末から米軍のアフガニスタン撤退が始まります。

 

 名目上は、アフガニスタンISAF(国際治安支援部隊)の任務を終えたというオバマ大統領の声明に基づく撤退ですが、肝心のタリバンはアフガンやパキスタンのそこらじゅうに存在し、治安回復どころか、泥沼のまま多国籍軍だけが引き上げるという状況。12兆円もの国費を使い、13年間も戦争を続けて何万人もの犠牲者を出した結果がこれだとは……、改めて愕然とさせられます。

 

 アフガン問題は日本人にとって遠い国の出来事に思えるかもしれません。しかし、ここが集団的自衛権や憲法改正を推進に向けた国際協力という名の武力行使の出発点だということを肝に銘じたいものです。

 

(森功)<t>

PHOTO by Afghanistan Matters from Brunssum, Netherlands (Blackhawk in Action  Uploaded by GiW) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons