第3次安倍政権発足 安倍首相「経済最優先で取り組む」
第3次安倍政権を発足させた安倍晋三首相は24日夜に会見を行い、「アベノミクスの成功、それを確かなものとしていくこと。これが最大の課題であります」として、「民間の活力を阻む規制について、抜本的な改革を断行する」と述べた。
また、安倍首相は「経済最優先で取り組んでいく」と述べ、デフレ経済からの脱却こそが不可欠との認識を強調し、そのうえで悲願である憲法改正に取り組む考えを示した。
アベノミクスについては、消費税を2017年4月に引き上げることを決めたほか、法人税の実効税率を数年で20%台に引き下げることを目指すとしている。
外交問題については、先日のAPECで習近平主席と日中首脳会談を行うことができたとして、中国との関係改善をアピールした。韓国に対しては「課題や問題があるからこそ首脳会談を行うべきだ。常に対話のドアはオープンにしている」と述べたが、年内に実現していない外相会談についての具体的な話はなかった。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:「首相官邸」HPより