エアバス訴訟でスカイマーク再建に赤信号?!
経営難に陥っているスカイマークの支援、羽田発着枠の分捕り合戦で、行司役の国交省がJAL、ANA両方に羽田路線の共同運航をやらせるという痛み分け策を決めたと報道にありました。
が、どうやら当事者が納得している話ではないようで、「なぜあんな報道になったのか、まだ決まっていない」と首をひねっています。
そんな間隙を縫って、今度はエアバスがスカイマークを訴える準備を始めたといいます。かねて問題になっていたA380の購入契約をスカイマークが破棄した問題が再燃している格好。当初、700億円の損害賠償請求を求めるといっていたエアバスは200億円で折り合いをつけるように伝えられていましたが、ここへ来て方針を変えたということでしょうか。
いずれにせよ本格的に裁判が始まると、スカイ社はますますピンチ。国交省が提示したJAL、ANA共同支援策では追いつかなくなるでしょう。
やはり騒動はまだまだおさまりそうにありません。
(森功)<t>
写真:DAILY NOBORDER編集部