北星学園大学、元朝日新聞記者で慰安婦報道した講師と契約継続
元朝日新聞の記者で慰安婦問題の記事を書いた植村隆氏が勤務する北星学園大学は17日、植村氏と非常勤講師としての契約を継続すると発表した。
植村氏の雇用をめぐっては、大学側に脅迫状が届くなど抗議の声が殺到し、10月末に行われた会見では学長が雇用の更新をしない方針を示していた。しかし、その後も慎重に議論を進めた結果、来年度の契約を更新することを決め、植村氏も受諾する意向だという。
大学の発表では、脅迫状などの事実が広く報道されたことにより、民主主義の根幹をなす言論の自由が脅かされていることへの危機が広く共有されたとして、その代表的な例として全国380人の弁護士による脅迫行為に対する刑事告発や、下村文部科学大臣の閣僚会見における発言などを挙げている。
(DAILY NOBORDER編集部)
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