【香港占拠行動】すべての占拠地、強制撤去される
15日午前10時過ぎから始まった、香港島・銅鑼湾(コーズウェイベイ)の強制撤去。
占拠地・怡和街(イーウォーストリート)の目の前にはSOGOがあります。
東に向かう車線は、占拠が始まってからずっと不通。このエリアはトラムも止まったままでした。
強制撤去される前日。観光客も含め、支持者など多くの人が集まり、今回のデモの象徴ともいうべき「雨傘」を紙で作り続けている人たちの姿も。
最大規模だった金鐘(アドミラルティ)に比べ小規模だった銅鑼湾(コーズウェイベイ)は、1時間たらずで撤去終了。特に大きな混乱もありませんでした。
逮捕された人たちは17人。
バスで連行された彼らは、車内で大きくピースサインを掲げていました。
バスが去って行ったときは、大きな拍手が。支持者たちからのシュプレヒコールはしばらく続きました。
午後3時には、金鐘(アドミラルティ)の立法議事堂の占拠地が強制撤去され、周辺道路で座り込みを続ける人が僅かにいるだけで、ほぼ全てが排除されました。9月28日から始まった占拠行動。実に2か月半に及びました。
今月13日には、特区政府政制及内地事務局の譚志源局長が、年内(10月上旬)に開始する予定だった政治体制改革のための第二回公開諮問を、年明け1月に開始することを明らかにしています。
大幅にずれた公開諮問。スケジュールが厳しくなったため、諮問期間が短縮されることになりました。公開諮問で改革案を作成し、来春開かれる立法会に提出することになっています。
(楢橋里彩/文と写真)