シラケ選挙を象徴している!?沖縄選挙
史上最低の低投票率を更新した今度の総選挙。戦前の予想どおりの野党の体たらく、自民の圧勝に終わり、シラケたムードが流れています。
そんな衆院選の中で、唯一、自民が4つの小選挙区で全敗したのが沖縄でした。
14日まで沖縄にいたので、地元の人たちにいろいろ聞いてきましたが、さほど盛り上がっている様子でもなく、不思議な空気を感じました。
小選挙区の自民全敗というのはやはり基地建設という争点の結果ではあると思います。ただし、沖縄県民はなかなか複雑で、政治信条や投票行動を表に出さないので、わかりづらい。
なにしろ4つの小選挙区に立候補した9人の候補者のうち、基地反対の「建白書」に署名した4人が当選してはいますが、残る5人もすべて比例区で救われています。つまり、候補者全員が当選しているわけで、いったい何のための選挙だったのか、という話。
ある意味で、今度の衆院選を象徴しているようにも思います。
(森功)<t>
PHOTO by Shigeru-a24 (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons