沖縄・仲井眞知事、怒号を浴びながら退任
沖縄県の仲井真弘多知事は9日、2期8年の任期を終え、那覇市内の県庁に最後の登庁をして退任会見を開いた。
県庁には、仲井眞氏が辺野古への基地移転に関して退任間際のどさくさで工法の変更を承認したことに抗議する市民が押し掛け、怒号が飛び交う中での退任となった。
会見した仲井眞氏は「道半ば感が非常に強い。事が進むことを心から祈念する」「ノーと言うだけでは事は進まない」と述べるなど、最後まで辺野古移転への執念を見せた。
菅官房長官は9日の会見で、「仲井眞知事は在任期間中、沖縄県民全体の幸せと発展を考え、最善の努力をして大きな成果を上げてきた。大きな実績を残したと評価している」と述べ、功績を讃えている。
新しく知事に選ばれた翁長雄志氏は10日初登庁し、会見を行っている。
(DAILY NOBORDER編集部)
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