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施行前に日本ペンクラブが政権批判の声明発表【特定秘密保護法】

 作家の浅田次郎氏が会長を務める日本ペンクラブは8日、特定秘密保護法が10日に施行されるのを前に、これに反対する声明をHP上で発表した。

 

「太平洋戦争開戦の日に当たって」と題した声明では、近年の日本が太平洋戦争に突入した73年前の空気と似てきていることを危惧したうえで、「惨憺たる歴史の反省から再出発した日本は、近年、大きく変質しようとしている。政府は、特定秘密保護法によって、軍事・謀報情報も不都合な情報も恣意的に隠しおおせるようになった」として、特定秘密保護法への懸念を表明している。

 

 また、集団的自衛権や原発の再稼働を進める現政権を「かつての強権的な国家、絶対の国策の再来」だとして厳しく非難している。

 

(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)