【香港占拠行動】ハンストで訴える学生たち
「セントラル占拠」の発起人らが出頭して5日経ちます。
8日現在の金鐘(アドミラルティ)の様子です。
学民思潮のリーダーで弱冠18歳の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)・招集人らが中心となって、12月1日の夜から無期限のハンストを行っています。
特区政府本庁舎の傍で行われているハンスト。
最初はジョシュア・ウォンと女子学生2名が行っていましたが、その後新たに別の学生らも参加。ですが最初の参加者3名が、6日までに脱落しています。
ハンストしているテント内には、リーダーのジョシュア・ウォンの姿がありました。横顔しか見られませんでしたが、かなり疲労がたまっている様子がうかがえました。香港のメディア陣もいて、ジョシュアに矢継ぎ早に質問を投げかけていましたが彼は返答もなく軽くうなずくだけ。すぐさま、テントの中に入ってしまいました。
テント内にはボランティアで医療スタッフもおり、血圧検査などをしていました。
ジョシュア・ウォン招集人らは、今月3日に梁振英・行政長官に宛てて公開書簡を発表したばかり。
政治体制改革のプロセスについて、やり直しをする対話の要求をしました。
これに対して行政長官公弁室では、「要求には同意しかねる。違法行為や抗争を通じた意見表明は意味がない」という厳しい回答をしてきました。
第二回の公開諮問がまだ開かれないまま果たして年を越してしまうのでしょうか。政府はクリスマスまでにデモ隊を撤退させること目標としています。
年内の政府とデモ隊の動向に目が離せません。
(楢橋里彩/文と写真)<t>