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沖縄県・仲井眞知事が9日退任 どさくさ承認に批判集中

 沖縄県の仲井眞弘多知事が9日に任期を終える。

 

 アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移転が争点となった先日の県知事選で翁長雄志氏に敗北した仲井眞氏だが、退任直前の5日に辺野古沿岸部の埋め立て公示に向けて、沖縄防衛局による3件の工法変更の申請のうち2件を承認していたことがわかり、批判を浴びている。

 

 このことについて、仲井眞知事は申請に関する標準的な処理時間である44日を大幅に超過していることを理由にしており、「判断をするべき時期に来ていると考えた」とのコメントを発表している。

 

 仲井眞知事は9日に退任会見を行う予定で、その際には退任間際に変更承認をした理由を厳しく問いただされることになりそうだ。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by United States Marine Corps [Public domain or Public domain], via Wikimedia Commons