仙台空港民営化「4グループ」競合で成功するのは
東北の復興の一環でもある仙台空港の民営化に伴い、「ANA・三菱地所」「楽天・三菱商事」「東急・トヨタ」「イオン・熊谷組」の4グループが買収に名乗りを上げました。
ANAは拠点空港としての強みがあり、楽天は球団に加えとエアアジアとの提携という新規事業展開を睨んであるのでしょう。他の2グループにもそれぞれ成算はあるのでしょうが、もともと赤字空港だけにバラ色の事業計画は難しいかもしれません。
地方空港の活性化はやはりLCCをどう活用化するか、という点が重要になると思います。国交省では、仙台空港の運営権として57億円の株式を買い取ることを条件にしています。2兆円を超える関空・伊丹と比べるとかなり安いので、成功する可能性もあるでしょう。
民営化は再来年3月の予定。ぜひ東北の復興に一役買ってほしいものです。
（森功）<t>
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