党首討論は安倍首相に質問集中 民主と維新には温度差
与野党の党首8人による党首討論が1日、記者クラブの主催で行われた。党首間での質疑や記者クラブからの質問の多くは安倍首相に集中し、安倍首相は概ね従来どおりの回答を繰り返した。
一方、民主党の海江田代表は候補者擁立が民主党単独で過半数に達していないことについて、「野党の乱立を反省し、野党候補の統一を図ってきた。他の野党と共闘して過半数を目指す」と野党連携を強調したが、維新の党の江田共同代表は「維新は維新として戦う。選挙協力はしないが、無理矢理バッティングさせるようなことはしないだけで、民主党と連携して戦うということはない」と述べ、民主党との温度差を見せた。
生活の党の小沢代表は被災地への対応について、「根本的には統治機構の大改革が必要だ。すぐにはできないが、せめて震災の特別な機関だけでも縦割りをやめ、地元が自由に使える交付金を増やすべきだ」と述べたが、安倍首相は「縦割りを排して計画はすべて作っている」と反論している。
（DAILY NOBORDER編集部）
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