ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

実質賃金2.8%減、残業は17か月連続増加【厚労省】

 厚生労働省は2日、10月分の勤労統計の結果速報をHP上で発表した。

 

 現金給与総額は前年の同じ月に比べて0.5%増で、8か月連続の増加となったが、実質での賃金指数は2.8%の減少となった。

 

 これは物価の上昇に対して十分な賃金の上昇が見られていないことを示しており、安倍首相が「賃金は上がった」と主張するのに対し、それを実感できない状況を象徴している。

 

 また、労働時間は0.4%増と2か月連続の増加となり、所定外労働時間は0.8%増で17か月連続の増加となるなど、労働時間は総じて増えている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by BlackRiver (Own work) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/3.0)], via Wikimedia Commons