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浅野健一氏「記者クラブは壊すしかない」

 自民党幹部による報道圧力について、27日の「ニューズ・オプエド」に出演した元共同通信の記者でジャーナリストの浅野健一氏は、「ここまで緩んでいて、傲慢だとは。放送法で規定しているのは日本の民主主義を確立するための公平中立ということだ」と述べたうえで、テレビ局に対しても「NHKを見ると、政治部の岩田記者など安倍首相に成り代わって『安倍首相はこう見ている』といった形で広報活動をしている」として、メディア側のあり方も批判している。

 

 30年前から一貫して記者クラブ制度を批判し続けている浅野氏は、「世界中で記者クラブがあるのは日本だけ。記者クラブは官庁の記者室を独占し、公共のスペースを自分たちだけで使っている」と指摘した。

 

 また、「小沢一郎が1986年から開放し、山口百恵も記者クラブの会見を拒否して自分で集めて会見を開いた」としたうえで、政治とメディアが複合体となった現状を変えるためには「記者クラブを解体するのが第一。それに加えてジャーナリズムをちゃんと勉強した人が報道機関に行くべきだ」と述べている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「ニューズ・オプエド」より