自民党によるテレビ局への報道圧力、メディア各社が後追い報道
26日の「ニューズ・オプエド」内で速報として報じた自民党幹部による在京テレビキー局への報道圧力について、共同通信など大手メディアが27日夜から一斉にスクープとして同じ内容を伝えている。
朝日新聞と毎日新聞、東京新聞は28日朝刊の社会面で報じ、自民党やこれを報じなかったテレビ局も批判する内容となっている。一方、日経新聞と産経新聞は小さいベタ記事のみで、読売新聞は一切報じていない。
ノーボーダーでは26日の「ニューズ・オプエド」放送後にスクープ内容を記事にしたが、当該記事は5000件以上ツイートされるなど急速に広がっていた。
ネットでは、「自民党のメディア支配はここまで酷いのか」という声が大勢を占めるなか、「これの何が圧力と言えるのかわからない」「公正な報道をしろというのは当たり前のことだ」などという声もあった。しかし毎日や朝日、東京の各新聞の報道は、ことの重大性を認識したものとなっている。
なお、問題の文書が送付されたのは20日であり、大手メディアはその存在を知っていたものと思われるが、ノーボーダーが26日に報じるまでは一切報じていなかった。
(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)