2013年参議院選挙「一票の格差」で違憲判決
2013年の参議院選挙において、いわゆる「一票の格差」が最大で4.77倍となっていたことを受け格差是正を訴える弁護士らが起こしていた訴訟で、最高裁判所大法廷は26日、これを「違憲状態」とする判決を下した。
15人の裁判官のうち11人が「違憲状態」だとし、そのうち6人は抜本改革をすることなく次期参議院選挙を行った場合には「違憲」とする可能性も示唆しており、1人は個別意見の中で「無効」と判断している。
今回の衆議院選挙では「0増5減」により格差の是正を図っているが、依然として2倍以上の格差のある選挙区が10以上あるなど、次期衆議院選挙に向けても抜本的な改革を求められる。
民主党の海江田代表は、「『一票の格差』の問題が放置されてきたのは大変由々しき状況だ。最高裁の判決で改めて衆院と参院の『一票の格差』是正と定数削減が大きな選挙の争点になってきたと思う」と述べている。
(DAILY NOBORDER編集部)
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