太平洋クロマグロが絶滅危惧種入り
国際自然保護連合(IUCN)は17日、太平洋クロマグロを絶滅危惧種に指定した。
今回、絶滅危惧種とされるレッドリストに入ったのは2万2413種で、太平洋クロマグロが指定されたのは絶滅の危険が増加しているとする「絶滅危惧2類」。IUCNは、スシや刺し身用として乱獲され、過去22年間で個体数は19~33%減少しているとして、警鐘を鳴らした。
太平洋クロマグロについては、11月1日に閉幕した全米熱帯まぐろ類委員会の会合で、各国が来年からの2年間で漁獲量を約4割削減することで合意し、太平洋東部での資源保護が進んでいる。
12月には中西部太平洋まぐろ類委員会の年次会合が開催される予定で、そこで中西部での漁獲の制限で合意できるかが注目される。
(DAILY NOBORDER編集部)
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