GDP速報値の低成長率を受け、政財界の反応は?
年率マイナス1.6%というGDPの速報値を受けて、経団連の榊原定征会長は「予想以上に厳しい数字になった。ただし、景気の実勢は発表された数値ほど悪くなく、今後は回復局面に向かうと思う」と述べた。
自民党の谷垣禎一幹事長も「従前の見方よりも若干厳しいものがあるなとは思っているが、全体としてみると、政権発足時より相当良くなってきている面もある」と述べ、数字は悪かったが、景気は持ち直しているという見解を示している。
一方、野党はアベノミクスの失敗だとの声が強く、維新の党の江田憲司共同代表は「4月の消費増税の失敗が最大の要因だ。アベノミクスというアクセルを踏み込んでいる時に増税というブレーキを同時にかけ、消費を冷え込ませた」と述べ、生活の党の小沢一郎代表は「実際の政策は中身が何もなかった。アベノミクスは失敗ではなく、最初から何もなかった」と述べ、こうした状況下で解散することへの批判が噴出している。
(DAILY NOBORDER編集部)
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