野党協力を阻む維新「橋下大阪市長」の真意
民主党との選挙協力はできない、と例によって橋下徹大阪市長が突っぱねています。
本人は来る総選挙で大阪の小選挙区から出馬するのではないか、とも囁かれ、実際、大阪都構想を巡り敵対する公明党への仕返しまで公言していることから、地元大阪では、その信憑性が高まっているようです。
一方、公明は自民との選挙協力体制を築いています。出馬すれば、橋下さんは自公と対決するという話になり、民主と選挙協力したほうが得策ではないかとも思えます。
ところが、民主とは労働組合問題でぶつかり合っているので、本人はそれも嫌だと言います。つまりどちつかずの状態になっているのが、今の状況で、さらに橋下さんと公明との関係でいえば、集団的自衛権問題などで公明を牽制したい自民の安倍首相や菅官房長官たちとの思惑も絡んでいるようにも感じます。
橋下さんの出馬云々はさておき、野党の混乱は自民党政権を利するだけですが……。
(森功)<t>
PHOTO by Ogiyoshisan (自身の仕事) [<font><font>CC-BY-3.0</font></font>], via Wikimedia Commons