J-POWERが新規建設中原発の2021年稼働を年内に申請
大手電力会社の電源開発株式会社(J-POWER)は13日、北村社長が建設中の大間原発を視察し、年内に原子力規制委員会に審査の申請を行い、2021年度にも運転を開始すると表明した。
新しい規制基準となってから、新規建設の原発が申請するのは初めてのケースとなる。
青森県大間町に建設中の大間原発をめぐっては、原発30キロ圏内に入る北海道函館市から強い反発があり、今年4月には東京地裁で国と電源開発を相手取り建設差し止めの訴訟を起こしている。
電源開発は、新基準適合のための炉心損傷の防止や格納容器の破損防止などの安全強化対策に約1300億円かけ、2020年12月までに工事を完了させる予定だと発表している。
なお、この工事による当期業績への影響はないという。
(DAILY NOBORDER編集部)
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