佐藤雄平福島県知事が退任 新知事は12日初登庁
福島県知事として2期8年の任期を終えた佐藤雄平知事が11日、退任会見を行い県庁を後にした。
佐藤知事は会見で3.11以降の苦しい状況を振り返り、「世界でも類を見ない災害に見舞われ、県政史上最も厳しい状況の中、ともかく県民の命、財産を守ろうと災害の対応と復旧復興に全身全霊を尽くした」と語った。
また「復興の種は確実に芽吹いた」と述べ、後任の内堀氏に福島再生を託した佐藤知事は、大勢の県職員から大きな拍手で見送られ退庁した。
新知事の内堀雅雄氏は12日に初登庁するが、福島復興の道は依然として目処が立っておらず、福島第一原発や放射能汚染の問題をはじめとする重要な課題を多数抱えてのスタートとなる。
(DAILY NOBORDER編集部)
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