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「ベルリンの壁」崩壊から25周年 現地で記念式典開催

 ドイツは9日、東西ドイツを分断し冷戦時代の象徴となっていたベルリンの壁の崩壊から25周年の記念日を迎えた。

 

 BBCなどの報道によると、ベルリンのブランデンブルク門の前では数万人が参加し、8,000個の風船が夜空に放たれるなど盛大に記念式典が取り行われた。

 

 ベルリンの壁は人が乗り越えることのできない3メートルの高さで建設され、1989年に崩壊するまで28年間存在し、東西ドイツを分断していた。

 

 部分的に残されている壁の隙間にバラの花を差し込んだドイツのメルケル首相は「過去のことは忘れやすいが、しっかりと記憶することが大切だ」と話したうえで、「われわれは良い方向に変えることができた。これはウクライナやイラクなど人権が侵害されている地域に対してのメッセージだ」と述べている。

 

(文と写真:DAILY NOBORDER編集部)