元朝日新聞論説委員、ノーボーダーのスクープ記事を改めて追認
6日、報道各社で報じられた朝日新聞・木村伊量社長の退任報道について、朝日新聞OBで元論説委員の薬師寺克行氏は、木村社長が先日開かれた謝罪会見で進退に言及していたことに対して、「あの時もう辞めるつもりだった」とコメントし、ノーボーダーが他社に先駆けて報じた退任記事を改めて追認した。
これは6日、インターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に出演した際コメントしたもので、朝日新聞時代には政治部部長まで務めた薬師寺克行氏(現・東洋大学教授)は、「12月に株主総会を開いて新体制が決まる。辞めるときでも何でもない時期に辞めるのだから、責任を取って辞めるということだ」と述べ、木村社長が会見で明言していた区切りをつけての辞任であるとの見解を示した。
薬師寺氏は「社長の交代を転機にジャーナリズム本来の役割を果たせるよう、心機一転やってほしい。言いたいことが言えない、書きたいことが書けないようなシュリンクした状況ではいけない」と話し、古巣の再建に期待を述べた。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:「ニューズ・オプエド」より