トヨタ最高益 円安進行も「生産体制の見直しはない」
トヨタ自動車は5日、2015年3月期の決算見通しを発表し、連結での純利益を、従来予想を上回る2兆円に引き上げた。
トヨタが合わせて発表した6か月累計での決算では、国内での営業は振るわなかったものの、北米での販売が好調だったことから、純利益を初めて2兆円に乗せ、過去最高益を記録する見込みとなった。
一方、アベノミクスによる円安誘導によって輸出企業が伸びれば生産拠点が国内に戻ってくるとの期待があったが、会見したトヨタの小平副社長は「為替レートの変動で生産体制を見直すことはない。新車販売が増える地域で生産していきたい」と答え、日本で生産拠点を増やす考えがないことを明言している。
(DAILY NOBORDER編集部)
PHOTO by Tokumeigakarinoaoshima (投稿者自身による作品) [CC0], via Wikimedia Commons