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福島第一原発4号機、使用済み燃料棒の取り出し完了

 東京電力は4日、福島第一原発4号機の使用済み燃料プール内に保管されていた使用済み燃料棒の取り出しを完了したと発表した。

 

 4号機の燃料プールには1,533本の燃料棒があり、このうち使用済みだった1,331体の共用プールへの移送が完了した。しかし、202本の未使用の燃料棒のうち180本が移送されずに残っているため、東電は引き続き慎重に作業を進め、年内には完了させる予定としている。

 

 4号機は事故当時に定期検査中で、すべての燃料棒が使用済み燃料プールに保管されていたため、大きな損害はなかった。1~3号機は、燃料棒が溶解したため従来の方法で取り出すことは困難で、長期的な作業になることが見込まれている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「東京電力」HPより