【ニューズオプエド放送中のゲストとの騒動について】
10月30日の「ニューズ・オプエド」の放送中、ゲストのおしどりマコ・ケン氏とアンカー上杉隆の間で激しい言い合いとなる場面がありました。
まずもって、視聴者の方々には大変お見苦しい場面があり、不快な思いをさせてしまったことを深くお詫び申し上げます。
これまでの経緯をご説明させていただきます。
まず、おしどりマコ・ケン氏については、番組開始当初から定期的にご出演頂いておりましたが、おしどりマコ氏の話す内容がわかりにくいという声を多く頂いておりました。
そこで番組からは、
・話をできるだけ簡潔に話してほしい。
・内容を明確にするためテーマを1つに絞り、それを事前に知らせてほしい。
という2点について繰り返しお願いし、伝えておりました。
とくに8月の出演時には、アンカー上杉から繰り返し依頼していたにもかかわらず、対応していただけないという状況が続いておりました。
そうした中で30日の放送を迎え、おしどりマコ・ケン氏のお二人からは、番組開始前に3つのテーマとゴルフ場の問題についての話をしたいという連絡がメールにて送られてきました。
ご存知のように報道番組「ニューズ・オプエド」では、事前の準備だけで数時間をかけており、生放送の性質上、直前の内容変更は編成上からも難しい状況です。
またニューズ・オプエドは少人数で運営しており、生中継でフレキシブルに対応することが難しい状況でもあります。
そこで、番組からは1つのテーマに絞っていただくよう、これまで通りお願いしましたが、番組開始後(生放送中)オプエド側の意向は無視され、おしどりマコ氏は2つのテーマについて話を始めたのです。
言うまでもなく、番組の編集権やキャスティングの裁量はオプエドにあります。また、スタジオの使用許可や編成権はノーボーダーに属しています。
しかし、多様な言論空間を目指すオプエドとアンカー上杉の意向から、おしどりマコ・ケン氏のお二人には、これまでも完璧に自由な発言と、できるだけ長い発言の時間を供与してきました。
30日の放送でいえば、結果として予定時間を10分もオーバーする25分間のコーナー時間をおしどりマコ・ケン氏に与えたことになります。結果、もう一人のゲストである石田朝也監督の時間は相対的に少なくなってしまいました。こうしたことからも、30日の放送ではとくに時間配分を厳守する必要があったのです。
番組の編集権は、アンカー上杉が最終権限を持っております(アンカーという仕事は番組の編集権を持っているのが通常です)。これまで、おしどりマコ・ケン氏に対して寄せられた声や複数の外部の番組モニターからの厳しい意見に対しても、むしろ上杉としては多様な言論を守る見地から、お二人の出演を守る姿勢を貫いてきました。
しかし、これまで再三に渡り前出の声を伝え続けたにもかかわらず、30日の放送はその約束事を守らない二人の姿勢に対して苦言を呈するに至ったわけです。
なお、今回おしどりマコ氏が話されたゴルフ場の問題については、2ヶ月前に上杉が番組内で取り上げたものであり、当日ゲスト出演していたおしどりマコ氏が「異論がある」と主張されたため、翌日以降に番組内で時間を作るので、自由に反論してくださいとずっと提案したものです。
前々回の放送終了後、おしどりマコ氏は自身のTwitterで一方的にあたかも言論封鎖されたかのようなことを発信しておりましたが、上杉は翌朝には複数回にわたっておしどりマコ氏に電話し、前記の「反論権の行使」を勧めてきました。しかし、おしどりマコ氏は電話での会話を一貫して拒否、今回の反論に至ったという経緯があります。
このおしどりマコ氏の行動は通常、反論権の放棄とみなされるのですが、それでも番組内で反論したいとメールで伝えてきたおしどりマコ氏に対して、それを許可することにしました。繰り返しますが、自由な言論空間を目指しているノーボーダーとオプエドアンカー上杉の一貫した姿勢だからです。
仮に、おしどりマコ氏が番組内で反論したいということでしたら、オプエドはこの2ヶ月間、電話でも生出演でも、その機会を作ることにやぶさかではなく、実際、おしどりマコ氏にはそうお伝えしてきました。にもかかわらず、前述のように再三伝えていたオプエドからの“お願い”を守って頂けなかったばかりか、他のゲストの方の出演も十分にしていただけなかったことから、言い争いになるというトラブルに発展した次第です。
こうした経緯は本来ならば“黙して語らず”が良いと思いますが、視聴者及び関係者の方々の中に、オプエド、もしくはアンカー上杉が一方的に言論封殺を行ったような誤解があることもあり、ご説明させていただくべきと判断し、このような形でご報告させていただくことになりました。
なお、今回の騒動によって、オプエド側がおしどりマコ・ケン氏を降板させることは一切考えておりません。多様な価値観をフェアに扱うというのがニューズ・オプエドの変わらない方針です。
「ニューズ・オプエド」は、今後とも良質な番組作りに取り組んで参りますので、引き続きのご支援とご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社NO BORDER
「ニューズ・オプエド」制作部