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菅官房長官、平壌での拉致問題協議結果を発表

 政府は北朝鮮による拉致問題について、27日から担当者を平壌に派遣し、北朝鮮側の責任者と協議した結果を発表した。

 

 菅官房長官は31日午前の会見で、「過去の結果にこだわることなく、新しい角度から調査するという説明があった。日本側からは拉致問題が最重要であることを明確に伝えた」と述べ、協議の意義はあったとしたが、拉致被害者の具体的な調査結果は得られていない。

 

 安倍首相はこの結果を受け、今日の国会質疑で「拉致を実行した特殊機関にも調査が行われるとの説明を受けた。引き続き対話と圧力、行動対行動の原則にのっとり、拉致問題の解決に全力を尽くす」と述べ、今後の北朝鮮の態度次第で経済制裁を再発する可能性については、「様々な選択肢を頭に入れながら結果を出していく」とした。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「政府インターネットテレビ」より