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民主・細野議員、宮沢大臣の福島への姿勢を追及

 民主党の細野豪志衆議院議員は30日午前の衆議院予算委員会で、新たに就任した宮沢洋一経産大臣の原発や福島の問題に対する認識を問いただした。

 

 細野議員は、宮沢大臣について「事故から3年半経ったにもかかわらず、国会議員の中にいまだに福島に行ったことがない人がいることに驚いた」と大臣の姿勢を疑問視したうえで、宮沢大臣が東電株を保有していることについて「東電を応援するために保有している。それなりにしっかりした会社になってほしい」などと発言したことを問題視し、「非常にのんきで迂闊な発言だ」と批判し、東電株を保有していては公正な職務はできないと指摘した。

 

 これに対して、宮沢大臣は「東電が国策会社として重要な役割を果たすと考え、一生応援していこうと思った。大臣に就任してからはルールを守るため信託にした。大臣を辞めたらすぐに株を売り、全額寄付する」と答えた。

 

 また、安倍首相に対しても「宮沢大臣が東電のいまの財務状況を深刻に受け止め、立場をまっとうしようというふうには見えない。福島のことについてまったく関わってきていない。こういう人を任命した責任は大きい」と述べ、福島の問題を担当するには宮沢大臣は不適当だと指摘した。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「衆議院インターネット審議中継」より