川内原発再稼働へ 薩摩川内市議会受け入れ表明
再稼働へ向けて地元の合意を得ることが必要とされる鹿児島県川内原発だが、各社報道によると、28日に行われた薩摩川内市の臨時議会で再稼働を受入れることが決まった。
再稼働に向けた地元の合意について、鹿児島県の伊藤知事は「県と薩摩川内市のみ」の合意が必要との認識を示しており、県が再稼働に前向きな姿勢を示していることから、再稼働への動きが加速していくことが見込まれる。
一方、危険区域とされる原発30キロ圏内には阿久根市やいちき串木野市など複数の自治体が所在しており、姶良市のように再稼働に反対する意見書を採択している自治体もあるなど、地元では引き続き根強い反発がある。
川内原発をめぐっては自然災害への懸念や、事故発生時の避難計画の不備などが指摘されており、再稼働に際しては十分な説明が求められている。
（DAILY NOBORDER編集部）
PHOTO by Sendai.JPG:KEI at ja.wikipedia derivative work: Saibo (Δ) (Sendai.JPG) [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/) or GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], from Wikimedia Commons
