福島第一原発1号機 建屋カバーの解体作業開始
東京電力は22日午前、福島第一原発1号機の原子炉建屋上部を覆っているカバーの解体に向けた作業を開始した。
福島第一原発1号機では、放射性物質の飛散抑制を目的として、2011年10月に建屋全体を覆うカバーを設置。しかし、原子炉建屋上部には瓦礫が散乱しており、使用済み燃料プールから燃料を取り出し、発電所全体のリスクを低減するためにはそれらを撤去する必要があることから、今日からカバーを解体する作業に入った。
昨年8月の3号機での瓦礫撤去作業の際には、放射性物質が付着したちりなどが飛散したことから、東電は飛散防止剤を瓦礫に散布する作業を進めていくとしている。
東電では12月初旬までに屋根の一部を取り外して内部の状況を確認し、2016年9月までにカバーを解体する予定だとしている。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:東京電力HPより