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文部科学省、道徳教育の正式教科化を答申

 中央教育審議会(中教審)は21日の総会で、道徳教育を正式な教科とすることや、「道徳」教科の検定教科書を導入することなどを決定し、下村博文文部科学大臣に答申した。

 

 道徳教育をめぐっては、子どもに特定の価値観を押し付けるものだとの批判があるが、中教審では「多様な価値観の価値に誠実に向き合い、道徳としての問題を考え続ける姿勢を養うものだ」とし、価値観の押しつけとはむしろ対極にあるものだと反論している。

 

 今回の答申では、学習指導要領を改訂して、道徳を教科と位置づけており、その評価については「数値による評価は不適切であり、多面的、継続的に把握し、総合的に評価していく」としている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

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