ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

政府、北朝鮮への担当者派遣を発表

 政府は20日、北朝鮮の特別調査委員会による拉致被害者の調査状況について直接説明を受けるため、担当者を平壌に派遣することを発表した。

 

 菅官房長官は会見で、「特別調査委員会の責任ある立場のものに対して、拉致問題が我が国にとって最優先であるということを強調し、問題点や調査の現状をただしていくことは極めて重要なことだ」と述べ、月内にも派遣できるよう調整していることを明かしている。

 

 政府は拉致被害者の家族会などに対して説明会を開催し、山谷えりこ拉致問題担当大臣は「安倍総理は拉致議連からの要請や家族会の申し入れなど様々な意見を聞き、総合的に判断して代表団を派遣することとした」などと説明した。

 

これに対し家族会からは訪朝を懸念する声が多数あがっており、飯塚繁雄代表は会見で「これまで家族は何度もだまされてきた。総理が判断されたことだから結果を出してほしい」と訴えている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

写真:「政府インターネットテレビ」より