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地下水のトリチウム濃度が10倍以上に【福島第一原発】

 東京電力は11日、福島第一原発2号機付近に設置された観測用の井戸で、9日に採取した地下水から放射性トリチウムが過去最高の1リットル当たり15万ベクレルを検出したと発表した。

 

 これは台風18号の影響で、放射性物質の付着した土砂が井戸に流れ込んだことが影響したものとみられ、2日におこなった調査から7日間で10倍以上の濃度になった。

 

 東京電力の発表では、9日に採取したその他の地点におけるトリチウム分析では優位な変動はなかったが、今後も監視を継続するとしている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

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