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杜撰な安全管理 監視カメラ3分の1が壊れたまま【高速増殖炉もんじゅ】

 各社の報道によると、福井県敦賀市にある高速増殖炉もんじゅで、原子炉補助建物に設置された監視カメラ180基のうち、約3分の1が壊れているという。

 

 監視カメラは95年のナトリウム漏れの事故を受けての対策として実施されていたものですが、今年9月の原子力規制委員会の調査で180台のうち54台が壊れており、中には1年半以上放置されていたものもあったとして、保安規定違反の疑いがもたれている。

 

 もんじゅをめぐっては度重なる安全トラブルのため、これまでに2兆円以上を投じながら建設以来まったく電気を生み出すことができておらず、先日は再生計画の提出を半年間延期して批判を浴びており、今回の件も含め国民からさらなる厳しい視線を向けられることが必至となっている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Nife (Nife’s photo) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) or CC-BY-SA-3.0-2.5-2.0-1.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons