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検討過程の公文書を毎日新聞が公開【特定秘密保護法】

 政府は14日午前の閣議で、特定秘密保護法について、特定秘密の指定範囲や5年後の見直し規定などを盛り込んだ運用基準を定める政令を決定し、施行日は12月10日に決まった。

 

 この特定秘密保護法に関して、原案の検討が始まった2011年8月からの議論の過程が記録された公文書を毎日新聞が入手し、その一部を公開した。

 

 これは、毎日新聞が昨年5月に情報公開請求していたもので、公文書は約4万枚に上り、毎日新聞によると法律の制定の過程では様々な議論があったものの、政治家が関与した形跡はほとんど見られず、官僚主導で進められていたことが浮き彫りになっているという。

 

 今回公開されたのは2011年9月と10月における内閣法制局との検討メモで、主要なものについては今後準備が整い次第公開していくとしている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

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