高速増殖炉もんじゅのインチキ、果てしなく続く
まいど、いまにしです。
福井県の高速増殖炉「もんじゅ」で設置してあるナトリウムの漏えい監視カメラの3分の1が故障していると、報じられている。
ワシが書いた、「原子力ムラの陰謀:機密ファイルが暴く闇」(今西憲之+週刊朝日編集部)でもんじゅや旧動燃、いまのJAEAのデタラメぶりは山盛り書いた。
読売新聞の記事には
「ただちに安全管理に支障はない」
とJAEAがコメントしている。
ということは、もともと必要がないところに、つけとったんか?
となれば、もとは税金でやっとるもんじゅ。
えらい問題。
それとも、役人の保身で、ウソいうとるんか?
これまた、えらい問題。
イチエフの事故でも、よう聞いた「ただちに」のフレーズ。
これほど、あてにならん言葉はないで、ほんまに!
この問題、簡単に見過ごしたらアカン。
もんじゅがどんだけ、インチキなんか、一つだけ書いておく。
1995年にナトリウム漏れの大事故を起こした、もんじゅ。
火災が起きたから、もちろん地元の消防がかけつける。
その時、もんじゅの連中が何に必死になったかというと、消防を現場に入れないこと。
「危ない」
「装備が十分やない」
といちゃもんつけて、消防を遠ざけようと腐心していた。
ホンマのことを知られんとこうと、隠ぺい工作を図っていたことが、ワシが入手した機密資料で、明らかになっている。
今回の問題を見ても、インチキぶりは、まったくかわってへんと思う、台風襲来の朝やわ。
(今西憲之)<t>
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