10月10日は「まぐろの日」 大西洋マグロ漁獲枠拡大へ
日本かつお・まぐろ漁業共同組合によると、「まぐろの日」は、西暦726年10月10日に山部赤人が聖武天皇のお供をして明石地方を旅したとき、マグロを獲って栄えているこの地を讃えて詠った歌が万葉集に収録されていることにちなんで制定されたという。
近年、乱獲により資源量の低下が指摘されているマグロだが、各社報道によると、日米欧などが参加した大西洋まぐろ類保存国際委員会の科学委員会が、東大西洋・地中海における漁獲枠を2014年の漁獲枠から7割増となる1万トン程度の拡大を可能とする報告書をまとめていたことがわかった。
東大西洋・地中海地域においてクロマグロの漁獲を規制したことにより、資源量が回復したための措置とされているが、大西洋クロマグロの7割程度が日本へ輸出されており、マグロ資源の持続に向けて日本にはしっかりとした対応が求められる。
(DAILY NOBORDER編集部)
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