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Googleに削除命令 「忘れられる権利」認める

 インターネット検索サイト最大手「グーグル」に対し、自分に関する検索結果の一部を削除するよう求めて日本人の男性が起こした裁判で、東京地裁は9日、原告の主張を認め、グーグルに検索結果の一部を削除するよう命じた。

 

 判決は「検索結果の一部はプライバシーとして保護されるべきで、人格権を侵害している部分については削除する義務がある」と、いわゆる「忘れられる権利」を認めた内容となった。

 

 グーグルに対しては、5月にスペインの男性がプライバシーの侵害を訴え、EUの司法裁判所が削除義務があるとした判決を下すなど、「忘れられる権利」への注目が国際的に高まっている。

 

 この判決を受け、今後グーグルなど検索サイトに対して同様の削除を求める人が増加する可能性があり、サイト運営側には早急な対応が求められている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

PHOTO by Google INC (Traced from File:Logo 2013 Google.png) [Public domain], via Wikimedia Commons