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ASKA愛人覚醒剤裁判「微妙な争い」

 シロかクロか――。

 ASKAといっしょに覚醒剤の使用容疑で逮捕、起訴されたパソナグループ元社員の栩内香澄美さんの公判が盛り上がっているようです。尿検査で検出された薬物反応について、ASKAの体液が混じっていたのではないか、とする弁護側に対し、分量的にそれはあり得ないとする検察側。報道ではそこがクローズアップされています。が、本当は公判の争点はそこではないでしょう。

 

 尿検査と毛髪検査で薬物が検出された事実は大きいので、栩内さんの覚醒剤使用は揺るぎないところ。なので、裁判の行方を左右するのは、栩内さんが覚醒剤と知っていてやっていたのかどうか、という点以外にないでしょう。で、ポイントの一つ、メールのやり取りをどう判断するか。ちなみに覚醒剤に詳しい弁護士によれば、使用後、数時間から1日経っても反応が出ない特異体質の人もいるそうで、当人が知らないまま飲まされるケースは滅多にないらしいのですが……。

 

(森功)<t>

画像:公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターより