放射能への姿勢の違い明確に【福島県知事選】
今月26日投開票が実施される福島県知事選への立候補予定者6人が出席した公開討論会が2日、福島市内で行われた。
ジャーナリストの鈴木博喜氏によると、討論会では当選が有力視されている副知事の内堀雅雄氏に対する質問が集中し、内堀氏が「原発事故のイメージを払拭するには世界中の人に福島に来てもらうことが必要」と述べたのに対し、前双葉町長の井戸川克隆氏は「それは被爆させて帰すということであり、非常に失礼だ」と反論したが、内堀氏は「被災地は別だが、今の福島は安全に住める環境だ」と答えた。
また、内堀氏は「校庭やプールが安心して使えるようになった。運動会も普通に行われている」と述べるなど、他の候補者に比べ、放射能に関して楽観的な姿勢を示している。
(DAILY NOBORDER編集部)
写真:鈴木博喜