中小企業・非製造業の悪化顕著 アベノミクス効果に疑問【日銀短観】
日銀が1日に発表した短観によると、業況判断(DI)は大企業の製造業ではわずかに改善が見られたものの、非製造業では6月の調査から6ポイントも悪化し、安倍総理が最重視している経済政策が機能していないことが浮き彫りとなった。
特に中小企業では、小売業でマイナス24ポイントとなるなど景況感の悪化が顕著で、先行きについてもほぼ横ばいとなり、景気回復の目途が立っていない現状が明らかになっている。
また、短観で企業が想定している為替レートは1ドル100円73銭だったのに対し、昨日の円相場では6年ぶりに1ドル110円を超えており、今後円安に対する影響が及ぶことも指摘されている。
(DAILY NOBORDER編集部)
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