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生物多様性は50%減

 環境保護団体のWWFが30日発表したレポートによると、世界の野生生物の個体数がこの40年間で50%以上も減少していることがわかった。

 

 特に淡水に生息する生物の個体数は76%も減少している。

 

 要因としては、劇的な減少が続く中南米など熱帯地方に起因するもので、こうした生息地の消失と劣化は生物多様性への最大の脅威だとしている。

 

 また、生物種の減少には気候変動も関係しており、世界各地の生物多様性の損失は危機的な水準にあると警鐘を鳴らしている。

 

 WWFインターナショナルの事務局長は「人類はもうのんびりしてはいられないことがこれまで以上にはっきりした。持続可能性を確立し、人類が自然と調和して繁栄することが重要だ」と述べている。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

画像:WWF HPより