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送電線というより計画そのものが杜撰「自然エネルギー」

 ついに電力会社が太陽光など再生可能エネルギーの買取りを中断すると言い出しました。

 

 中断を決めたのは、北海道、東北、四国、九州、沖縄の5電力。

 

 新聞報道によれば、<送電線の能力が足りず、買い取りをこれ以上増やすと停電などのトラブルを起こす心配があるため>(1日付朝日新聞朝刊)だといいますが、果たしてそうでしょうか。

 

 そもそも太陽光をはじめとした自然エネルギーは高コストなので、電力会社の買取りに限界があるのは初めからわかりきっていたことではないでしょうか。

 

 にもかかわらず、夢のような話をし、新規参入業者を募った挙句の中断。

 

 すでに計画を申請して東電からの承認を受けた業者もいます。太陽光パネルの土地などを手当てしたその業者は計画がパーで、泣き寝入り、ということになっています。

 

 つまるところ計画そのものがあまりに杜撰だったというほかありません。

 

(森功)<t>

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