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プライバシー侵害訴訟 著者側勝訴【光市母子殺害事件】

 1999年、山口県光市で起きた母子殺害事件で、死刑が確定した元少年が実名や自分の写真が掲載された書籍をめぐり、プライバシーが侵害されたとして本の著者と出版元を相手取り損害賠償や出版の差し止めを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は25日付けで、原告の上告を棄却する決定を下した。

 

 この訴訟では、1審の広島地裁はプライバシーの侵害を認め66万円の賠償を命じたが、2審の広島高裁では「報道の自由として許される」として元少年側が敗訴していた。

 

 今回の最高裁の決定により、元少年の敗訴が確定した。

 

(DAILY NOBORDER編集部)

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