若者の終身雇用離れ深刻に 4人に1人が転職を希望
厚生労働省は25日、平成25年の若年者雇用実態調査の結果を発表した。
これによると、若年労働者のうち、初めて勤務した会社で現在も働いている人は51.7%で、概ね高学歴の人ほど最初に入った会社で勤務を続けている割合が高いことがわかった。
また、今後についての調査では、「定年前に転職したいと思っている」と答えた人は25.7%と約4人に1人が転職を希望し、「転職したいと思っていない」と答えた人の割合は32.5%に留まった。
安倍首相は29日に行われた財界と労働者団体を含めた会合で、企業における年功序列を見直すことが大切だと言及しており、戦後の経済成長を支えた終身雇用制度の見直しが加速しそうだ。
(DAILY NOBORDER編集部)
※写真はイメージです。