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米国の自衛権と日本の自衛権の違いは

 米オバマ大統領がシリアでイスラム国に対する空爆を決めました。

 

 その理由が、遠く離れた中東で自国の存立が脅かされ、防衛のために戦うという個別的自衛権だそうです。

 

 集団的自衛権ならなんとなく理解できるのですが、この理屈に安倍政権は「理解」を示したそうで、イスラム国相手のテロとの闘いは「支援」するけど、具体的な攻撃である空爆は「理解」にとどめています。非常に微妙な言い回しで、解釈の幅が広くてわかりづらい。

 

 自衛権の解釈は国によって異なるとはいえ、米国流の自衛権行使ならなんでもありのようにも思えます。

 

 そもそも個別的、集団的を問わず、自衛権の行使は国連軍投入までの暫定的措置のはず。国連が蔑ろにされている現状は、やはり非常に危険ではないでしょうか。

 

(森功)<t>

PHOTO by Center for American Progress Action Fund from Washington, DC (Barack Obama at Las Vegas Presidential Forum) [CC-BY-SA-2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)], via Wikimedia Commons