原子力規制委員会・島崎氏が退任会見
原子力規制委員会・島崎邦彦委員代理が2年間の任期満了に伴い18日、退任会見を行った。
会見で島崎氏は、「残念ながら道半ばで、その点は力不足だった」と述べ、委員になった理由として「2年やって自分が死んでも後悔しない」と覚悟を持って任務を果たしてきたことを明かにした。
島崎氏は、規制委員会の中で最も厳しい審査をする委員と言われてきたが、「私から見て厳しいところは一つもない。当たり前のことをしてきただけ。なぜそう言われるのかわからない」と話し、事業者は変わっていくべきだと主張した。
また、退任について一部では政治的圧力があったのではという声があったことについては、「政治的な思いにはまるで無関係」と述べ否定した。
島崎氏が退任することで原発の再稼働に対する審査が緩くなってしまうことが懸念されている。
(DAILY NOBORDER編集部)
PHOTO by Rs1421 (Own work) [CC-BY-SA-3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

